皆さんは、自宅に1つ常備しておきたい薬No.1かもしれない薬はなんですか?
整腸剤なんかはいかがでしょうか。
なんかお腹の調子が悪い時、便が固くて辛い時、逆に下痢気味の時。
意外といろんな症状の時に使えると思いませんか?
今回は結構たくさんの種類があり違いが分かりにくい整腸剤についてまとめます。
目次
整腸剤とは
整腸剤とは、腸内環境を整え、消化吸収を助ける薬剤のことを指します。便秘や下痢、腹部膨満感などの症状を改善し、健康な腸を維持するために多くの人々が利用しています。
整腸剤の種類
整腸剤にはさまざまな種類があり、それぞれの成分や作用が異なります。ここでは、一般用医薬品として薬局やドラッグストアで人気のあるビオスリー、ビオフェルミン、エビオス、ザ・ガードについて、特徴と違いを分かりやすくまとめてみました。
ビオスリー
成分:ビフィズス菌、フェーカリス菌、ラクトミン
適応症:便秘、下痢、腸内フローラのバランス改善
適応年齢:小児(5歳以上)、成人
注意点:乳幼児や妊婦は使用前に医師に相談過敏症の既往歴がある場合は注意。
使い方:1日3回、食後に服用。
特徴:ビフィズス菌:腸内の善玉菌を増やし、便秘や下痢を予防。
フェーカリス菌:腸内の悪玉菌の抑制を助ける。
ラクトミン:乳酸菌で、腸内環境を整える。
ビオフェルミン
成分:ビフィズス菌、フェーカリス菌、アシドフィルス菌
適応症:便秘、下痢、消化不良、腹部膨満感
適応年齢:乳幼児(0歳以上)、成人
注意点:用法用量を守り、過剰に服用しない。アレルギー体質の人は医師に相談。
使い方:1日3回、食後に服用。
乳幼児:1回1錠 小児:1回2錠 成人:1回3錠
特徴:ビフィズス菌:腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える。
フェーカリス菌:腸内の悪玉菌の抑制を助ける。
アシドフィルス菌:乳酸菌で、消化器系の健康をサポート。
エビオス錠
成分:ビール酵母
適応症:便秘、下痢、食欲不振、栄養補給
適応年齢:小児(5歳以上)、成人
注意点:乳幼児や妊婦は使用前に医師に相談。
消化不良や下痢が続く場合は使用を中止。
使い方:1日3回、食後に服用。
小児(5歳以上):1回5錠 成人:1回10錠
特徴:ビール酵母:ビタミンB群、アミノ酸、ミネラルを豊富に含み、腸内環境を整える。
消化酵素:胃腸の働きを助け、消化を促進。
ザ・ガードコーワ整腸剤α3+
成分:ビフィズス菌、フェーカリス菌、ラクトミン、消化酵素
適応症:便秘、下痢、消化不良、食欲不振
適応年齢:小児(5歳以上)、成人
注意点:乳幼児や妊婦は使用前に医師に相談。
消化不良や下痢が続く場合は使用を中止。
使い方:1日3回、食後に服用。
小児(5歳以上):1回2錠 成人:1回3錠
特徴:ビフィズス菌:腸内の善玉菌を増やす。
フェーカリス菌:腸内の悪玉菌の抑制。
ラクトミン:乳酸菌で、腸内環境を整える。
消化酵素:消化を助け、胃腸の働きを改善。
各整腸剤の特徴
ビオスリー:複数の善玉菌を含み、腸内環境を総合的に整える。
ビオフェルミン:3種類の善玉菌で腸内フローラをバランス良く保つ。
エビオス錠:ビール酵母を使用し、消化器系の健康をサポートしながら栄養補給も。
ザ・ガードコーワ整腸錠α3+:善玉菌と消化酵素の両方で、消化器系全体の働きを改善。
使い分け
便秘や下痢の両方を予防したい場合:ビオスリー
軽度の腸内不調や日常的な整腸:ビオフェルミン
栄養補給と腸内環境の改善を同時にしたい場合:エビオス錠、エセビオス
総合的に腸内環境を整えたい場合:ザ・ガードコーワ整腸錠α3+
まとめ
整腸剤といってもたくさんの種類があり、それぞれ中に入っている菌が少しずつ違ってきます。ここでは簡単に紹介しましたが、実際の症状や年齢なので飲める薬や自分に合った薬は変わってくると思われます。必ずそこにいる薬剤師に相談の上購入をして下さい。服用しても良くならない、症状が悪化してきた、薬を服用中などありましたら、必ず医療機関の受診をお願いします。